この酵素「RIG-I(リグ・アイ)」は、ウイルスが細胞内に侵入した後、増殖する過程でつくる二重の鎖状のRNAを感知。インターフェロンなど免疫反応を活性化させるたんぱく質の遺伝子を働かせる。-都研究所
2004年6月アーカイブ
この酵素「RIG-I(リグ・アイ)」は、ウイルスが細胞内に侵入した後、増殖する過程でつくる二重の鎖状のRNAを感知。インターフェロンなど免疫反応を活性化させるたんぱく質の遺伝子を働かせる。-都研究所
イソギンチャクの仲間に微量含まれ、骨粗しょう症や白血病の新薬に期待されているノルゾアンタミンという塩基性化合物を人工的に合成させることに、北海道大大学院の宮下正昭教授のグループが世界で初めて成功、18日付の米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。
女性ホルモンを投与する既存の骨粗しょう症治療では、卵巣が肥大するなどの激しい副作用を伴うのが難点だった。ノルゾアンタミンはこれまでのマウスへの実験で、副作用が全く出ないことが確認されている。
さらにグループは、少ない工程で炭素や水素などの分子を結合させる効率の良い合成手法を確立しており、新薬開発の可能性が高まっている。
ノルゾアンタミンはイソギンチャクの仲間、スナギンチャクから抽出される物質。名古屋大大学院の上村大輔教授らが1995年に骨密度や骨重量の低下を抑える働きがあることを発見した。
歯周病が糖尿病を引き起こす可能性のあることが、福岡県久山町の住民を対象にした九州大学の調査で分かり、国際歯科研究学会の雑誌6月号に掲載された。糖尿病患者が歯周病になりやすいことは知られていたが、歯周病が全身の病気に及ぼす影響が疫学調査によって明らかになってきた。(九州大が調査)
調べたのは、九州大病院口腔(こうくう)ケア・予防科の斎藤俊行講師らで、血糖値に異常があり糖尿病と診断される一歩手前の「境界型」に注目。同病院が疫学調査を続けている久山町の住民のうち88年の健診で血糖値が正常だった406人について、98年の健診で血糖値の推移と口の健康状態を調べ、歯周病のある人が境界型になりやすいかどうかを分析した。
98年に境界型と診断されたのは72人。血糖値の悪化にかかわるとされる肥満度や運動習慣といった要素が影響しないように計算すると、中程度の歯周病がある人はない人よりも2・1倍、重度の人だと3・1倍、境界型になりやすかった。
歯周病は、主に細菌が歯と歯茎のすき間などにたまって起こり、放置すると歯を支える骨が溶けることもある。歯周病が続くと、細菌が血中に入り込み、血糖値を下げるインスリンの働きの邪魔をするとされている。
ニンニクを使った料理を食べた後に出る悪臭は、口内だけでなく、全身のさまざまな場所で作られることを、ライオン生物科学センターの平山知子研究員らが突き止めた。
歯磨きやうがいでは悪臭を消すことができず、同社はニンニク用口臭防止剤の開発手法を転換する方針だ。
平山さんらは、口内を薬剤で洗浄しても、芳香で悪臭を覆い隠す効果しか期待できないことから、ニンニクの悪臭が発生する仕組みを研究。その結果、悪臭のもとになる物質はニンニクの消化や代謝を経て生成されることや、口内の粘膜だけでなく、肝臓や消化器などでも作られることを解明した。また、おろし生ニンニクを小さじ1杯食べた場合、少なくとも16時間継続していた。
