盛岡津志田歯科医院: 2004年5月アーカイブ

米政府は31日の世界禁煙デーを前に、喫煙の健康影響に関する報告書を発表。報告の責任者のカルモナ米医務総監は「喫煙の害は、ほぼすべての臓器に及ぶ」と明快に結論付けた。
 報告書は、世界の主要論文の検討を基にまとめられた。肺がん以外にも腎臓がんや白内障など多くの疾患について、喫煙が原因であることが新たに分かってきたと指摘。また「65歳以上で禁煙しても、喫煙に関連した病気で死亡する危険を大幅に減らせる」として、年齢にかかわらず禁煙するよう訴えた。
 報告書によると、喫煙との因果関係が最近判明したのは、腎臓がんと白内障に加え胃がん、膵臓(すいぞう)がん、子宮頚(けい)がん、急性骨髄性白血病、肺炎、腹部大動脈瘤(りゅう)、歯周炎の計9疾患。これまで関連が知られていたものと合わせ、喫煙が計36の疾患や異常の原因になっているとした。
 一方、前立腺がんや勃起(ぼっき)不全などについては「喫煙との関連を指摘する研究があるが、現段階では因果関係があるとまでは言えない」としている。

ワシントン(ロイター) 世界の先進諸国などで近年、ぜんそくやアレルギーが増加している傾向は、抗生物質が消化器官に与える影響に関連しているとの研究結果を、米ミシガン大の研究チームが発表した。抗生物質は病気の原因となる細菌を退治すると同時に、大腸や小腸の中の「善玉菌」も殺してしまい、これが全身の免疫システムを狂わせると考えられる。

 同チームでは、マウスを使って消化器内の細菌の状態と免疫システムとの関係を研究。ニューオーリンズでこのほど開かれた米微生物学会で、成果を発表した。それによれば、マウスに抗生物質を投与すると消化管の中の細菌が全体に減少し、これと同時に、肺がかびの胞子に対してアレルギー反応を示すようになることが分かった。抗生物質を与えなかったマウスには、かび胞子へのアレルギーはみられなかったという。
 研究をまとめたゲイリー・ハフナグル博士によると、空気中のアレルギー原因物質は鼻から体内へ侵入するだけでなく、飲み込まれて消化器官にも入り込む。消化器官内の免疫細胞はこれに反応し、アレルギーに関わる化学物質を放出する。免疫細胞にはいくつかの種類があり、通常は互いにバランスを取って過剰なアレルギー反応を抑えている。ところが消化器官内の環境が変化すると、このバランスが崩れてしまう。たとえば、抗生物質によって通常の細菌が死滅すると、代わりに菌類などが繁殖する。この菌類が、アレルギー抑制作用のある化学物質を阻害するとも考えられるという。
 ハフナグル博士は学会で、「マウスで確認された現象が人間にも起きているとすれば、アレルギー増加の傾向も説明がつく」と強調した。

東京歯科大学水道橋病院(東京都千代田区)で95年、埼玉県江南町の男性会社員(当時54歳)が手術中のミスで意識不明となり、その後死亡していたことが19日、分かった。男性の妻(55)が同大に約1億2300万円の損害賠償を求め、さいたま地裁熊谷支部に提訴していたが、大学側が過失を一部認め、和解している。医療事故情報センターによると、歯科や口腔(こうくう)外科手術のミスで、患者が死亡するケースは極めてまれだという。

 訴状などによると、男性は95年8月、東京都内の歯科医院で「歯槽膿漏(のうろう)急性発作」と診断され抜歯手術を受けたが感染症にかかり、同大に転院。同年10月、口内の傷口に菌が付着して組織が腐る病気の疑いで、ほおの切開手術を受けた。しかし、手術中に口内に分泌物などがたまり、気道確保が遅れたため意識不明になったという。
 その後も意識は戻らず、男性は約1カ月半後に低酸素脳症で死亡。妻は97年9月、同大などを相手取り提訴した。
 和解条項は原告の主張にほぼ沿うもので、「(あらかじめ気道を確保するため)全身麻酔で行うべき手術を局所麻酔で行った」と認めた。死因についても「手術中の気道閉そくで低酸素脳症になったと考えられる」としている。和解金額は非公表だが、原告側は「納得できる金額」と評価している。
 原告側弁護人は「病院側の過失が認められ安堵(あんど)している。病院は再発防止に取り組んでほしい」と話している。一方、大学側の弁護人は「大学側に多少の落ち度はあった。遺族感情や裁判の長期化などにも配慮した」と説明。同病院は「本件を教訓として施設を充実し、管理体制を強化させたい」とコメントした。 (2004年5月20日)

糖尿病のなかに突然発症して急速に重症化する劇症型があり、数日で死亡した例もあることが、日本糖尿病学会の初の実態調査で分かった。インスリンを体内で作れない1型糖尿病を新たに発症した患者のうち、2割が劇症型だった。学会は風邪や胃腸炎に似た初期の症状を見誤らないために、少しでも疑いがある場合は血糖値を測るよう、開業医や救急医らに注意を呼びかけている。

 劇症型は、1型糖尿病の一種で、糖尿病歴のない人が突然発症する。
 学会の調査委員会(委員長・牧野英一愛媛大教授)が、1型糖尿病を多く診ている7都府県の10医療機関を対象に、91年から10年間の新規発症患者を調べた。その結果、222人のうち約2割、43人が劇症型だった。
 また、全国の医療機関に劇症型の報告を求めたところ、118症例が寄せられた。25歳の男性は昏睡(こんすい)状態で救急搬送され、病院到着後約40分で亡くなった。吐き気や胃痛の症状が出た2日後だった。ほかにも劇症型で死亡したとみられる患者が4人いるという。
 通常の1型糖尿病の発症は小児に多いが、劇症型は9割が成人だった。最初にのどの痛みなど風邪に似た症状があった人、吐き気や腹痛など胃腸炎に似た症状があった人が、ともに7割。血糖値が急速に上がり、のどが渇くなどの症状が出た後、平均4・4日で意識障害などに陥っていた。
 劇症型は、調査委メンバーの花房俊昭・大阪医科大教授らが00年に初めて報告した。原因は分かっていないが、遺伝的な背景とウイルス感染などが重なり、膵臓(すいぞう)内のインスリン分泌細胞が数日でほとんど壊れて起きる、との見方が有力だ。
 また、牧野委員長は、愛媛県内で独自に実施した調査で、劇症型の患者は全国で4000~1万人以上と推計している。
 花房教授は「糖尿病と分からないまま亡くなっている人も多いのではないか」としており、調査委は「糖尿病に詳しくない医師が初期症状を見逃して手遅れになる恐れがある」として、開業医や救急医に初診時の血糖値測定と迅速な治療開始を呼びかけている。
    ◇
 〈糖尿病〉 血糖値を調整するインスリンが欠乏する病気。インスリンを分泌できない1型と、肥満や運動不足が引き金となってインスリンの出や効きが悪くなる2型などがある。国内患者は約700万人で、95%が2型。劇症型を含む1型はインスリン投与が治療の基本だ。

5月18日は津志田歯科医院院長の誕生日です。

このアーカイブについて

このページには、盛岡津志田歯科医院2004年5月に書いたブログ記事が含まれています。

次のアーカイブは盛岡津志田歯科医院: 2004年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。