根管治療の成功率

根管治療とは、根を治療するということです。
2つの場合があって、生きている歯の神経をとる場合と、死んでいる歯の根の治療です。
患者さんは同じように成功すると思っていますが、結果は大きく違います。
根管治療の成功率に関する論文は多くありますが、どの論文にも共通しているのは、根尖病変を有する再根管治療の成功率が低いということです。
それは、根の治療を放置していた場合、根の治療が終わっているが症状がてて、再度根の治療が必要になった場合です。特に、奥歯は治療に時間がかかり、1本1時間と言われています。
Sjogrenらの報告では、根尖病変を有する再根管治療では62%と低い成功率です。
Gorniらの報告では、40%とSjogrenらの報告よりさらに低くなっています。
また、前歯よりも奥歯の方が成功率が低く、困難な治療です。
先日も、数本の奥歯が根の治療の途中で治療を行いましたが、1本が症状がなかなかとれませんでした。これを、他の医療機関に依頼すると、ほとんど抜歯になる場合が少なくありません。最初から、数本の治療途中の歯は抜歯するかもしれません。
当院では、できるだけ根の治療を行い、抜歯を避けていますが、予後の悪い歯はセカンドオピニオンで大学等を紹介しています。その結果、残せるか抜歯窩の判断がされます。
奥歯が数本治療途中の場合は30%ほどの成功率ですので、1本から2本残れば大成功です。
一部の患者さんは、放置していた反省をせずに、予後の悪さを考える人もいます。
あくまでも、自分の健康は自分で守らなくてはなりません。
もう一つ、根の治療を成功する秘訣は、予約をきっちり守り、期間をあけないことです。
当院では最先端の器械とMTAなどの最新の材料を用いています。
まあ、当院で行って駄目なものは、他医院で行っても駄目だと、私は考えています。