歯周病(歯槽膿漏)の知識ー岩手県盛岡市盛岡市の歯医者|津志田歯科医院

歯周病(歯槽膿漏)治療の為の知識

ワンポイント
 
 歯槽膿漏(歯周病)はPorphyromonas gingivalisという細菌が大きく関与しています。

  その型は5つあり、その人の持っている型によっては、重度の歯周病になります。

  型は変化することもありますので、自分の状況を把握して管理しましょう。

歯周病の分類歯周病の内、炎症が歯茎の範囲に納まっているものを歯肉炎(ジンジバイティス:G)、歯茎を越えて歯を支えている骨(歯槽骨:しそうこつ)にまで広がっているものを歯周炎(歯周病)(ペリオドンタイティス:P)と言います。

そして、歯周炎(歯周病)は程度により、P1・P2・P3・P4に分かれます。

従いまして、歯周病は、G・P1・P2・P3・P4の5段階に分けることが出来ます。

これらの病気は、決して大人だけのものでは有りませんし、歳を取ると必ずかかるという訳でも有りません、日頃のお手入れさえしっかりしておけば必ず予防できます、そして努力さえすれば進行を止めることも可能です。

歯周病で歯が痛いときは、すぐに痛みをとることはできません
抗生剤などで招宴する必要があります
しかし、その後痛みを出なくすることは可能です
歯周病菌殺菌療法、内科的治療法などがあります

絶対に、諦めないで下さい !! ( 糖尿病の方は、特にご注意下さい。)

G:歯肉炎

炎症が、歯肉の範囲で納まっているもののことです。

思春期(12~18歳)の頃から起こり始めることが多いと言われていますが、お手入れが悪いとそれ以前にも起こります。ブラッシングで磨いたときの痛みや出血で気付くことがよく有ります。歯科医院でスケーリング(歯石除去)等の清掃と歯磨き指導を受け、きっちり磨く癖を身につければ、比較的早くに治せます。 
P1:歯周病初期

炎症が歯肉を突破し歯槽骨(歯を支えている骨)にまでおよんだ状態です。  

歯と歯肉の間の溝(健康状態での呼び名は歯肉溝と言います:通常1~2mm)は、健康な状態より深くなり(3mm程度)、病的な状態(歯周ポケットと言います)に成りつつあります。通常余り症状は有りませんが、歯肉炎同様歯磨き時の痛みや出血で気付きます。幸い骨のダメージ(炎症によって骨の溶ける量)はまだ浅く、比較的短期間の通院と正しい歯磨き習慣を身に付けることでそれ以上の進行を防ぐことが出来ます。20代の方に多く見られます。
*歯周ポケット:

歯から剥がれた歯肉が、衣類に付いているポケットのような袋になっている状態。このポケットには、食べカスや細菌が詰まって来ますが、決して幸せは入って来ません。
P2:歯周病中等度

炎症によって溶かされた骨の量が更に多くなり、歯周ポケットも(P1より)深くなっている状態。( 4~5mm)歯が、左右に少し揺れたりする事も有ります。歯肉からの出血や口臭で気付くことがよく有りますが、余り歯周病に関心を持たずそのまま放置していると、30代後半には簡単にこのレベルを突破してしまいます。特に、お口の状態良くて虫歯も無く歯医者通いとは縁がない、とご自慢の方は30歳に成る前に一度は定期健診をお受けになっておかれた方が良いかと思います。( そういう方が、次のP3にまで炎症が進んだとき、見るも無惨な結果を招きます。)
P3:歯周病重度

歯周ポケットが6mm以上の深さに達すると、いくら心を入れ替えて歯磨きに励んだとしても、もう自力で治すことは出来ません。

この時期になると、歯がグラグラと揺れるため、硬いものを噛むとき痛みや不安を感じます。また、口臭もきつく( 膿の臭いがします)なり、人と対面で話をすると相手に迷惑がかかるほどに成ります。年齢は、40代の方から徐々に見受けられ、ご高齢になるに従って増加傾向に有ります。しかし、“若い頃から歯科治療とは無縁であった、硬い食べ物好きの、歯磨きを余りしておられなかった方“は、ここまで歯周病が進行してしまうと、短期間の内に大量の歯を無くすことになります。そのような方は、昔から硬いものを好んで食べておられたため、顎(あご)を動かす筋肉が人一倍発達していて、食事の度に歯に掛かる力も相当強力です。一方、歯槽骨は当時の半分以下にまで減少しているため、歯はかなり弱っています。にもかかわらず、顎の筋肉はそんなことにはお構い無しで、相変わらず強い力で食べ物を噛みつぶしますから、その負担に耐えきれずに歯肉は炎症を起こします。そうなると、歯周病菌による炎症と筋肉の力による炎症が、ダブルパンチで歯をダメにしてしまい、それとほぼ同時期に多数の歯が抜けて行くことに成ります。ですから、一刻も早く歯科医院での治療を開始して頂くべきです。(治療期間は長くかかります。)(歯をビールの栓抜き替わりにしておられたような強者は、特にご注意下さい。) 
P4:歯周病の重度(抜歯)

歯周病がかなり進行した状態です。歯を支えている骨がほとんど無く、そのため歯は前後左右更に上下にも動いてしまうような状況で、とても痛くて噛むことが出来ません。( ほとんど歯茎の皮1枚でつなっがているような状態です。)ですからもう、歯を治療して(抜かずに)残す、ということは不可能です。残念ですが、出来るだけ早期に歯を抜いて、入れ歯やその他の方法で噛めるようにするしか有りません。でも、歯は一本でも多く残しておいた方が良いわけですから、諦めないで出来るだけ早期に歯科医院に通って下さい。
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