歯医者が嫌いな言葉

 毎日、診療をしていて、患者さんから聞く嫌いな言葉が有ります。
多くは、歯医者さんを信頼していない言葉や、言ってはならない言葉です。 
「以前に、歯を抜かれた」は「抜いてもらいました」が正しい言い方で、我々は出来るだけ歯を抜きたくないのです。しかし、患者さんのケアの悪さで抜かざるを得ないのです。歯医者としては、歯を抜くという行為は悲しい行為なのです。その辺を理解してもらいたいものです。
 「痛くしないで下さい」この言葉も、あまり好きになれません。痛くしようと思って治療をしている歯医者は誰1人いません。信頼してもらいものです。この一言によって、治療を遠慮して、完全な治療が出来ないこともあります。
 また「歯医者は嫌いだ」という言葉も有ります。歯の治療が好きな人はいません。しかし、口に出してはいけないのです。
 さらに、一番厄介なのは、治療に入る瞬間の一言です。
 「怖い」「痛くしないで」「痛くないですか」「大丈夫ですか」「削るのですか」などですが、治療に入る瞬間はすごく集中しています。集中力が途切れてしまいます。
 十分に、説明をして治療に入るので、再度、聞く必要もないことが多いのです。
 料理を作る前に、「おいしく作ってね」とか、料理が出てきて「まずそう」なんていうのは、愚の骨頂です。「いただきます」が、ふさわしい言葉でしょうか?
 診療に入ったら、余計な言葉を言わないで、歯医者を信頼して、黙って治療を受けることが、良い治療を受ける秘訣かとも思います。
 私は買い物に行って、レジの人に、「大丈夫打てますか」「早くしてください」などとは、言わないですね。スーパーなどは寒くてしょうがないですが、「スーパーは寒くて嫌いだ」などとわざわざ言わないですね。
 人は、言って得する言葉と、損する言葉が有ります。
 あらゆる場面で、自分の年齢や立場を考え、最低限の話の出来る人間が増えることを祈ります。

このブログ記事について

このページは、tusidadcが2010年7月20日 08:59に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「さんさ踊り」です。

次のブログ記事は「さっこら」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

  • about
Powered by Movable Type 5.2.13