顎関節症の知識

ワンポイント
顎関節症は治ります。 
 口をあけると痛い、音がする、口が開かない、さらには偏頭痛や肩こりなどの症状が出て、顎の関節が原因のものを総称して、顎関節症(がっかんせつしょう)と呼びます。真っ直ぐにお口が開かない方は、要注意です。
 当院では、診査と簡単な マニピュレーションで、当日に開くことができなかったお口を開けることができますが、それ以降のリハビリや予防が重要で、、咬合を構築する必要もあります。
  今まで、治らなかった方も、痛みをとることができる、治せる病院です。キーは、筋バランスです。

 

Q1:顎関節症はどのような病気ですか?

 

A1:「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれる」 (日本顎関節学会「顎関節症の定義」)
簡単に言うと、あごの関節(顎関節)周辺に何らかの異常がある「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」などが主な症状である慢性的な疾患です。 関連した症状に、肩こり、偏頭痛などが出る場合があります。

 

Q2:どのような症状がでますか?
A2: Q1のような3つの症状が主なものです。硬いものを食べたらあごが痛くなったがしばらくしたら治った等軽傷のものから、症状もめまいや痛みなど全身に及び、開口障害により食事の摂取が困難になったり精神的にも影響を受けるなど、日常生活に支障をきたすほどの症状に苦しむ患者さんもいます。

 

 

Q3:どのような人がなりやすいですか?

 

A3: 子供~高齢者まで幅広くみられる病気 ですが、年齢では10代半ばから増え始め 20~30代 がピーク、女性は男性の2~3倍の来院数だそうです。年齢的に10代半ば頃から増加するのは歯や骨格が成長し大人になる時期であること、精神的にも思春期であり社会的な生活も複雑になるため、また30代以降は来院患者数が減少するのは顎関節の変形はあってもそれに慣れてうまくつきあえるようになるため、などといわれます。

 

Q5:顎関節症の原因は何ですか?

 

A5:1.かみ合わせに異常がある場合(歯並び、歯科治療(シーラント・補綴治療等)、歯列不正等)
   2.顎の運動に悪い癖
   3.顎に負担をかける(歯列接触癖TCH等)
   4.外傷
   5.精神的なストレス
   6.その他 (親知らず等)

 

Q6:なぜ音が出るのですか?

 

A6: 関節円盤が前にずれ、押しつぶされて元に戻るときに音が出ます。

 

 

 

Q7:予防法はありますか?
A7: まず、出来るだけ心身共にリラックッスする時間を作りましょう。 適度な運動等によって気分転換を図り、食事、睡眠をしっかり取るといった事を心がけてください。
  くいしばりやタッピング、歯ぎしりなどは、筋バランスを悪くします。口を開けるように、暗示をかけるのがいいでしょう。 顎に負担をかける行動はさけるようにしましょう。

 

Q8:治療法はありますか?

 

A8: 痛みのある時は安静が一番です。慢性の場合は、顎関節円盤運動や、全身のゆがみをとる方法があります。
整体や全身の運動など、根本的な治療があるので、専門医に相談してみましょう。キーは「ゆがみ」です。
歯科医院では、痛みはすぐにとることができますが、患者さんの協力が必要です。

 

1.顎関節症に効果があるレーザー ダイオードダイオードレーザー(全国で数台しかない顎関節症専用)、コールドレーザー(ルミックスⅡ)、ソフトレーザー(HeNeレーザー)
2.マニュピレーション
3.マウスピース(スプリント療法)ソフトスプリント・ハードスプリント・ダイレクトスプリント
4.リハビリ(顎関節円盤運動等)
5.咬合治療(咬合調整・補綴治療・矯正治療等)

 

Q8:治療費用はいくらすか?

 

A8: 顎関節症の治療費は、保険では、初診時にXP(レントゲン)や診査などで、2~3千円程度。2回目以降はマウスピース(スプリント療法)などで、数千円です。また、同時に必要な歯周病治療や虫歯治療の費用がかかります。さらに、最終的な咬合を作るために補綴治療や矯正治療が必要な場合も少なくありません。
痛みはすぐに取れますが、期間はかなりかかると思って治療に望まれたほうがいいでしょう。